序 章
第1章 キーツの「 詩人」 への目覚め
Ⅰ キーツの時代
Ⅱ キーツの育った環境
Ⅲ 「詩人」 としての目覚め─キーツとスペンサー
Ⅳ キーツと「英国らしさ」 (‘Englishness’)
第2 章 キーツとシェイクスピア
Ⅰ キーツのシェイクスピアへの敬愛の念
Ⅱ キーツの二つのソネットとシェイクスピア
─『リア王』 を中心に
Ⅲ 『エンディミオン』とシェイクスピア
─『夏の夜の夢』 と『 あらし』 を中心に
Ⅳ 「消極的受容力」 とシェイクスピア
Ⅴ 「統轄者」 (‘the Presider’) としてのシェイクスピア
第3 章 キーツとミルトン
─キーツの「 驚異の年」 を巡って・第1部─
Ⅰ キーツのミルトンへの敬愛の念
Ⅱ 二つの『ハイピリアン』 とミルトン
─ミルトン的叙事詩への挑戦
Ⅲ 『レイミア』 とミルトン
Ⅳ ミルトンからの決別とその理由
第4 章 キーツとチャタトン
─キーツの「 驚異の年」 を巡って・第2部─
Ⅰ チャタトンとロマン派詩人たち
Ⅱ キーツのチャタトンへの敬愛の念
Ⅲ ミルトンからチャタトンへの移行期
─『聖アグネス祭の前夜』 と『 聖マルコ祭の前夜』 を中心に
Ⅳ 『ハイピリアン』 創作プロジェクトにおけるキーツの苦闘とチャタトン
─二つの『 ハイピリアン』 と「 秋に寄せて」 を中心に
Ⅴ ミルトンの「 脅威」 からの解放とキーツの「 驚異の年」
─チャタトンの果たした役割
第5 章 キーツの理想の詩人への挑戦
Ⅰ 史劇への挑戦─『スティーヴン王』
Ⅱ 風刺詩への挑戦─『鈴つき帽子』
Ⅲ 「パルナッソス山への階梯」 (‘gradus ad Parnassum’) としてのスペンサー
Ⅳ キーツが目指したもの─「秋に寄せて」の政治的解釈から読み解く
結 章
註/引用/参考文献 / あとがき/ 索引